もう1箇所「.AC DEC 10 10Hz 100kHz」が新しくでてきました。交流信号源の周波数を, 10Hzから100kHzまでDEC(10の対数)目盛で(1 DEC内を10点きざみとして)増加させることを示しています。 ちなみに, ここを「.AC LIN 10 10Hz 100Hz」とすると, 10Hzから100Hzの間で線形に(10〜100Hz間のきざみ点数を10として)周波数を増加させながら解析していきます。 ある一定の周波数間隔で解析したいのであれば, 「.AC LIN 1 100Hz 100Hz」としてください。
さあ, 先の直流回路の場合と同様にして, 「run」「print v(1)」「print all」などで実行・出力させてみてください。 周波数の実数部と虚数部(0), 電圧の実数部と虚数部が表示されます。
用いた素子が純抵抗であり, インピーダンスは周波数に依存しないので, 同じ値が縦にずらっと並んで出てきましたね。
と入力すると, それらの結果(周波数依存性)がグラフに出力されます。ここで, v(1)をvr(1), vi(1), vm(1), vp(1)に変えると, それぞれ節点1の電圧の実数部, 虚数部, 大きさ(
), 位相角に対応する値が出力されます。ここで, v(1)は実数部(vr)を表しており「vmではない」ことに注意して下さい。
(a)
(b)
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