共振点が160Hzあたりにあるので, 解析指定を「.AC LIN 100 100Hz 300Hz」に変えるとその付近の詳しい変化を図9の様に見ることが出来ます。
さて, ここまでは, 波形の振幅値のみを見てきましたね。交流の波形そのもの(時間に対する電圧や電流の変化)は, 見ることができるのでしょうか? できます。そのために, 「.TRAN」(過渡解析)が用意されています。 図7のようにソースファイルを作成してください。 まず電源の部分が, 「sin(0 1 100Hz)」と変わっていますね。これは, 「100Hzの正弦波で1Vの振幅, バイアス(直流分)は0」という意味です。 また「.AC ......」のところが, 「.TRAN 0.1ms 100ms 0ms 0.01ms」に変わっていますね。これは, 「時刻0から100msまで, 0.01ms間隔でその値を解析(計算)し, 0.1ms間隔で表示せよ。」という意味です。 さあ, SPICEの画面で, 「run」「plot v(3)」などとしてみて下さい。節点3の電圧波形が時刻に合わせて変化している交流波形が図10の様に出力されましたね。他の部分の波形も出力させて遊んでください。
(a)
(b)
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