実験値をプロットする場合には, その誤差やバラツキを表示するためにエラーバーを 用います. それは次のようにしてプロットします.
修正後のスクリプトファイルの重要点は次の箇所です.plot 'sample5.dat' using 1:2:3 with yerrorbars pt 6つまり
データファイル(sample3.dat)は次のようになっていて, 1列目に横軸(X), 2列目に縦軸(Y), 3列目に誤差(±値)が入力されているとします.
#X Y err of Y 1.3 2.33 0.5 2.00 4.55 0.9 3.31 7.78 0.5 4.03 8.51 0.4 5.70 12.70 0.5 6.20 12.40 1.3 7.00 14.30 1.5 8.00 15.90 1.8 9.20 18.90 1.5 10.00 19.20 2.0
このスクリプトを実行させた結果は
のようになります. きれいにエラーバーが表示されていますね.
plot 'sample5.dat' using 1:2:($2/20) with yerrorbars
複数回の測定を行い, 測定点の平均値をプロット点, 最大値と最小値をエラーバー表記したい場合もあります. そのときには次のようなデータを用意します.
データファイルの例#X Y Y min. max. 1.3 2.33 2.12 2.52 2.00 4.55 4.00 5.03 3.31 7.78 7.12 7.93 4.03 8.51 8.40 8.91 5.70 12.7 10.91 12.88 6.20 12.40 11.12 13.21 7.00 14.30 13.49 15.20 8.00 15.90 14.88 16.43 9.20 18.90 17.11 19.99 10.00 19.20 18.18 22.50
そして, usingに次のような4つの値を指定すればよいです.
using (Xの値):(Yの値):(Yの最小値):(Yの最大値)
plot 'class6.dat' using 1:2:3:4 with yerrorbars